イギリス発のブランド「Superdry.極度乾燥(しなさい)」

イギリスのブランドの中に、漢字やカタカナを一つの特徴としたブランドがあり、これがイギリス内で大ブームとなっている事をご存じだったでしょうか? 現在イギリスでは町を行く人々が皆「極度乾燥(しなさい)」という不思議なロゴの入った服を着ているらしく、町中「極度乾燥」という恐ろしい状況になっていると聞きます。ちなみにこの極度乾燥と呼ばれているSuperdryは某ビールの名前から来ており、本来であれば「辛口」などと訳すべくものなのですが、このアパレルブランドを作り上げたイギリス人は、「格好良ければ関係ないんだぜ!」とばかりに、機械翻訳された日本語が満載の不思議な服を販売し続けています。

そんなちょっとジャポニズムなのかどうか怪しいアパレルメーカー「Superdry.極度乾燥(しなさい)」についてここでは紹介していきます。みんなで極度に乾燥していきましょう。

どのくらいブームになっているのか?

この「Superdry.極度乾燥(しなさい)」ですが、実際の所、いまイギリスで大ブームとなっています。謎な日本語が話題のファッションブランドなのですが、実際問題、創業は1985年で、今の形になったのは2003年からという以外に伝統あるアパレルメーカーという事実も驚く事ながら、なんと今現在は、イギリス国内だけで135商店、そしてヨーロッパを中心としてもはや100ヶ国以上に販売をしているビッグブランドになっているのです。2014年の段階での決算売上高は日本円に換算すると、おおよそ732億円。これは日本の有名な飲食店の総売上に匹敵するといっても過言では無いほどの額です。

2010年にはロンドン証券市場に上場し、当時は、イギリス国内の中で最も成功したIPO(新規株式公開)と言われ大きな注目を浴びたこともあり、今では多くの人に愛されるへんてこ日本語ブランドとなっているのです。

都内の絵画教室

どの位へんてこなのか?

これは一時期ネットでも有名になりましたが、ハリーポッター役で有名なダニエル・ラドクリフがこの「Superdry.極度乾燥(しなさい)」の意味不明な服を着ていたことで話題になりました。一見普通の服にも見えるのですが、その服の胸ポケット当たりにやたらと堂々と「TOKYOな」という意味不明な文字が書いてあったのです。TOKYOならまだわかりますが、最後の「な」は何なんでしょう? 東京な? 一体なんなんでしょうか? 謎は深まるばかりです。

他にもとあるイギリスの型が着ているTシャツを見てみると、イギリスのアパレルブランドなのにも関わらずOSAKAという文字が入っています。これは大阪ですね。かなり違和感がありますが、なぜか数字の6という文字がドデンと書いてあり、その下に「会員証な」と意味不明な日本語が書いて有ることを考えると、その違和感はごくわずかな物です。「会員証な」とは一体どのような意味なのでしょうか? ちなみにこれは機械翻訳をしているとの事なんですが、なぜ微妙なところに「な」が入るのか、全くもって謎です。

そもそもブランドメッセージがへんてこ

たいていのブランドはそのブランドが持つ主義やスタイルなどについて、何らかのメッセージを表明することがあります。そして、この「Superdry.極度乾燥(しなさい)」もそれに漏れず、ジャケットのインナーにも色々とメッセージが書いてあります。

「公式の二重黒いラベルの衣服。補強された機械化の技術を使用してそして独特な合わせた設計特性と作られます。長寿及び強さのため。極度の乾燥した仕事の摩耗の企業の著作権をとりなさい」だそうです。他にも「優れた成分」「本当の努力」等といったような謎のメッセージが書かれています。

全くもって意味不明ですが、ある種、日本人が英字Tシャツを着るようなノリで、外人が自由にでたらめな日本語のTシャツを作っているということになるのでしょう。それにしても二重黒いラベルの衣服とはどんな服なのでしょうか? 極度の乾燥した仕事の摩耗の企業の著作権をとりなさいとはどういうことなのでしょうか? そもそも著作権の前に商標権をとった方がいいのではないでしょうか?

とツッコミどころは沢山有りますが、ある意味ではこんな極端なまでにへんてこになりながらもある種の商売として通用するのが非常に面白いと思います。

また、ジャポニズムという物がある種形を変えてこんなところにまで影響を与えいるのかと思うと、若干不思議な気持ちにさせられますね。

美術館へいこう

芸術とデザイン、日本とジャポニズム!

かつて、日本の芸術は、浮世絵や琳派だけでなく、扇子や茶碗といったものまでが、様々な国に渡り、偉大な巨匠達の作品に影響を与えていきました。これを大まかにジャポニズム(日本趣味)と言いますが、今や日本のカルチャーは、そういった昔のものに限られず、日本的な要素を持つものが、必ずしもアートでないものにも用いられるようになっていっています。このサイトではそんな「今現在のネオ・ジャポニズム」と「かつてあったジャポニズム」について解説していきます。

通信で学ぶ芸術